誰も教えてくれない酸熱トリートメントと縮毛矯正。

流行りの酸熱トリートメントと縮毛矯正ってどっちがいいの？

というご質問をよく受けます。

まずは、特性を！

髪質改善と酸熱トリートメント

最近流行りの酸熱トリートメントは、グリオキシル酸という成分により髪の毛の内部の結合が増え、それが突っ張り棒のような役割を果たすことで、歪んだ髪の毛の形状を補正してくれるというものです。

熱で髪の毛の内部の水分をなくすことで、生まれる熱架橋でハリコシが出るといった感じです。

なので、一時的に髪質が変わったように感じます。

細くて柔らかい髪の毛で、少しブラシを通せば伸びてしまうようなクセ毛であれば、

縮毛矯正をするまでもないので、こちらの酸熱トリートメントで十分でしょう。

でも一番適しているのは、過度なカラーやブリーチによるダメージを受けた髪の毛が

効果的かもしれませんね。

縮毛矯正は傷むの？？

ダメージが全くないものは存在しません。

髪質改善との比較をよくされますが、全く別物です。

クセを伸ばしたいなら縮毛矯正で全く問題ありません。

では、なぜ縮毛矯正を嫌がるのか？

ここですね。

要するに、難しいのです。操作が。

髪質の判断、ダメージの判断、クセの判断、ヘアスタイルの判断、ベストな提案。

まっすぐになり過ぎてしまうストレートパーマなんて過去の産物です。

操作できます。が、圧倒的な経験が必要です。

酸熱トリートメントと違うのは、薬剤に頼るだけではない。ということ。

縮毛矯正も、使い方次第！

料理とすごく似ていますね。

同じ素材でもどのような工程でどのような仕上がりにするか。美容師それぞれ違います。

縮毛矯正がいいのか、酸熱トリートメントがいいのか、

それは、ご自身の髪の毛を今後どうしていきたいのかによって大きく変わります。

※言い忘れましたが、酸熱トリートメント・酸熱ストレートをやられた方は、縮毛矯正には戻れません。(半年くらい)相性が悪く、伸びが甘くて縮毛矯正で直そうとすると、髪の毛が切れます、溶けます。ご注意ください.

髪質とヘアスタイル

髪質とヘアスタイルはすごく密接な関係にあります。

切っても切れない縁です。それを無視してヘアスタイルを作ると、その場はいいですが、明日からの自分が大変になります。

クセをまっすぐにし過ぎて毎朝余計な手間を与えてしまってもいけません。

クセが伸びると思っていたのに実際施術したらツヤは出たけどクセはそんなに伸びなくてうねりが気になって毎朝憂鬱。

などなど。

美容師さんにしっかりカウンセリングしてもらうのが大切ですね！

インスタなどの写真だけでの判断にはご注意を。

後藤ユースケ